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第12回機械器具設置工事雑学講座

皆さんこんにちは!
聖心工業株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~施工後~

ということで、施工後に実施すべチェック項目その重要性、そして現場実践ポイント掘り下げ解説ます。

 

機械器具設置工事は、単なる「設置作業」ではなく、施工状態確認・検証し、保証するまで業務範囲です。とりわけ重量精密機器扱う工事では、わずかズレ締結ミス大きな事故故障つながる可能性あるため、「施工チェック=完成最終品質保証」って過言ではありません。


1. なぜ施工チェック重要か?

1)目視では確認できない“潜在リスク”把握

  • 締結トル不足

  • アンカーけ・緩み

  • 傾斜・水平ズレ(レベル不良)

  • 電源配線極性逆転

2)不具合の「予兆」早期発見できる

  • 異音・振動兆候

  • 配管わずか漏れ

  • 電流・異常発熱

  • 搬送ライン空転・詰まり

3)引き渡しトラブル防止

  • 保証範囲明確化(記録照合)

  • クレーム回避顧客信頼確保


2. 施工チェック項目実施タイミング

設置機械状態確認】

  • 水平・垂直・出し確認(水平器・レベル使用)

  • アンカー固定強度確認(試験/トルチェック)

  • 締結ボルト締め確認(トルレンチ使用)

動作確認・試運転】

  • 運転(負荷試運転):異音、振動、起動応答

  • 負荷試運転:所定負荷温度、電流、処理能力確認

  • 非常停止・安全機構作動確認(非常停止ボタン、センサー)

配線・電装系】

  • 電源電圧・極性チェック

  • 絶縁抵抗測定(絶縁使用)

  • 接地確認(アース端子接続確認)

書類確認】

  • 工事完了報告書

  • 検査記録票(自主点検記録)

  • 試運転報告書

  • 顧客立会記録(是正項目含む)


3. やすい重要ポイント

  • 機器本体架台・基礎の「段差」や「共振リスク」

  • 据付の「周囲安全距離」確保(保守空間)

  • スイッチ誤動作防止(レイアウト操作性)

  • 施工一時移動した設備の「位置復元」忘れ

  • の「施工通り最終状態」照合


4. チェックの“形式化”安全信頼高める

チェック業務人的なりがちですが、ルール化・文書化・見えるすること以下メリットあります

  • 経験でも一定品質保証できる

  • 不具合原因追跡容易なる

  • 顧客説明・引き渡しスムーズなる

  • ISO9001建設許可更新記録として有効

おすすめは「施工チェックリスト+写真添付報告書」です。


施工チェックは、単なる“確認作業”ではなく、「施工品質お客様可視保証する」ため最終工程です。細部こだわる姿勢事故ぎ、現場信頼き、受注つながります。

機械器具設置工事において信頼れる業者は、図面通り据えると、それ確実検証する責任感持つ施工です。

 

 

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