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第14回機械器具設置工事雑学講座

皆さんこんにちは!

聖心工業株式会社、更新担当の中西です。

 

 

 

機械器具設置工事の未来~自動化と価値創出の最前線へ~

今回は、機械器具設置工事の「未来」に焦点を当て、技術革新・人材戦略・社会的役割の変化について詳しくご紹介します。


■ インフラと製造業の要となる設置工事

設置されるのは、ただの“機械”ではありません。

  • 工場の生産設備

  • 病院の医療機器

  • 発電所のタービン

  • 物流センターの搬送装置

つまり、社会や経済を動かす「核」となる機械類を、正確に据え付け、安全に稼働させる技術こそが、設置工事の真価なのです。


■ 機械器具設置の未来を変えるキーワード

① 自動化・ロボットアシストの活用

  • 台車や搬送機械の自動追従搬入

  • 吊り具のリモコン操作による半自動吊り上げ制御

  • 設置位置をAIで自動補正・微調整するスマートジャッキ

重機操作や据付作業にAIとセンサーが加わることで、“人と機械の協働”が進化しています。


② BIM/CIM連携による設置精度の向上

  • 据付位置の3Dデータ化

  • 他設備との干渉チェックを事前にシミュレーション

  • 現場ではタブレット1枚で位置情報・作業手順を確認可能

設置工事の“段取り力”が、ますますデータ管理スキルと連携力に依存する時代へ。


③ 設置後の「稼働支援」までを担う方向へ

  • 試運転調整や初期設定

  • メンテナンス計画の提供

  • IoT機器との連携支援

ただ“取り付ける”だけでなく、「動くまでが仕事」という認識が広がり、設置業者の役割はより上流へ・より複雑へと変化しています。


■ 人材育成と職人像の変化

● 必要とされるスキルが変わる

  • 重機の操作+ICT端末の扱い

  • 図面の読解力+3Dモデルの確認能力

  • 電気・配管など他職種との連携

つまり、“器用な手”だけではなく、“柔軟な頭”も必要な仕事へと進化しているのです。


● 若手・女性・外国人材の登用へ

  • ユニット化・軽量化により力仕事の負担が減少

  • 言語マニュアル・AR支援で外国人作業者が活躍しやすい環境に

  • ICT教育に強いZ世代の台頭も

現場の多様性は、未来の施工力に直結します。


■ 脱炭素・SDGsと設置工事の関係

  • 電動工具やバッテリー重機の導入

  • 再エネ機器(太陽光・地熱発電機等)の設置需要増加

  • LCA(ライフサイクルアセスメント)対応への参加

機械を設置する業者だからこそ、次の社会を動かす“省エネ機器”“カーボンフリー装置”の普及の鍵を握っているとも言えます。


■ まとめ:“据え付ける”から“支えていく”未来へ

機械器具設置工事は、単なる「設置作業」から「産業と社会の運用支援」へと進化を遂げつつあります。

  • 自動化による作業の効率化

  • ICT活用による施工品質向上

  • 脱炭素に向けた機器導入の支援

これらすべてが、設置工事の未来のカギを握っています。

「動かすことができる力」
「稼働し続けるための支援力」
「社会インフラの静かな推進者」

――それが、これからの機械器具設置工事なのです。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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